和敬清寂（わけいせいじゃく）
この言葉の一文字、一文字が茶道の心を表しています。
和は、お互いに相手のことを思い遣って和やかに仲良くすること。
敬は、お互いを敬い合うことで、お互いを大切にしあい、自分の考えばかりを押し通さないこと。
静は、清らかという意味ですが、見た目の清潔さだけでなく、心の中も清らかにするとこいうこと。
寂は、どんなときにも動じない、慌てない心のこと。何があってもいつも通りでいられるようにすることです。
ひとこと
この茶道の精神を表す四文字は、VUCAという、何があるかわからない、落ち着かない現代にこそ、生きてくる言葉のような気がします。
心というのは表には見えないものですが、その人の核となる大切なもの。
こんな生きづらい世の中だからこそ、いつも穏やかでいることが生きやすくしてくれるのではないでしょうか。
